難易度A司法書士
今回紹介する資格の中で最も難易度が高く、短期間(2~3年)で合格するのは、ほぼ不可能とされている資格です。その裏づけとなるのが、合格率が毎年3%前後で、試験範囲が11科目もあり、合格者は一流大学の法学部出身者が多く、さらに司法試験不合格者が狙ってくる
資格でもあるので、受験者のレベルも高いことにあります。
この試験に挑戦して見ようとする方は、働きながら片手まで勉強して合格できるような試験ではありませんから、腰を据えて受験だけに専念し、通学しながら最低でも4~5年は勉強する覚悟を持つべきでしょう!
難易度B社会保険労務士
社会保険労務士は、企業の労務関係を担うお仕事で、社会保険関係や年金の知識が要求され、
試験範囲も広く、かなりの勉強時間が必要になります。
合格率は、毎年7~9%台を推移しており、司法書士同様、短期間で合格するのは至難の業です。
しかし、通信講座を利用して働きながら合格する人もいるので、効率的な勉強法を
見に付ければ初学者でも合格する可能性があります。
これから社会保険労務士の試験に挑戦してみようという方は、合格するだけに必要な知識を
習得できる教材選びが鍵となります。
一方、一番不合格に陥りやすい勉強法は、大手予備校が用意するような膨大な量のテキストで
勉強してしまい、頭がオーバーヒートして途中で挫折してしまうパターンです。
そうならないように注意しながら、教材選びに取りかかって下さい。
難易度C行政書士
行政書士も合格率が10%を切る難易度が高い国家資格となります。社会保険労務士と難易度で比較されることがよくありますが、どちらかといえば行政書士の方が合格しやすいといえるでしょう。もちろん努力は必要です。簡単に合格できる試験ではありませんし、勉強の仕方によって変わりますが、最低でも600時間以上の勉強が必要です。
試験の内容についても一昔前までは、暗記中心の勉強でも対応できましたが、
今は制度が変わり、思考力を問われる内容となり、法律のへの理解を求められ難しくなりました。
それでも、独学では難しいですが、働きながら勉強して合格した人は多数存在し、
本人の努力次第で1~2年で合格することは十分可能になります。
今まで法律に触れることがなかった初学者が挑戦してみて欲しい資格です。
難易度D宅地建物取引主任者
皆さんもご存知の通り、不動産関係の仕事に携わる人なら絶対に必要となる資格が宅建です。
他の3資格よりは、合格率が高くなり、例年15~16%台となります。
但し簡単な試験ではありません。列記とした国家資格で、受験者数も毎年16万人以上と
ライバルも非常に多くなります。
さらに出題範囲の広い民法や難しい事例問題も出題されますので、やはりしっかりとした
勉強をしなければ合格することは出来ません。
宅建のポイントは試験をより深く理解することです。どの科目が得点しやすくて、
どの科目のどのような問題は捨てたほうが良いのか、その見極めが必要になります。
他の国家試験国にも言えることですが、何でもかんでも勉強し、満点を狙いにいっては、
土壺にはまってしまい、いつになっても合格することはできないので注意してください。
※おさらい
この難易度の順位付けは、この4つを比べてということです。すべての国家資格と
比べてというわけではありません。
今回紹介した4つは、どれも難しい試験ですから、安易な気持ちで受験しても合格できません。
特に難易度Aの司法書士は、勉強だけに専念できる環境を作らないと合格はまず無理です。
この試験は正直紹介するのは迷いました。私はあくまでも仕事と勉強が両立でき、尚且つ
収入がきちんと増えていく可能性のある資格だけと考えていました。
しかし知名度の高い国家試験で合格する可能性がないわけではないので、
紹介させてもらいました。
本気で将来に向けて自分を豊にしたいと考え資格受験するのであれば、社労士、行政書士、
宅建がオススメです。